イクメンと呼ばれたくない男の育児ブログ

育児休職を取得したゲスな男のお話。イクメンという言葉を死語にしたいので思ったことを本音で書いていく。特に男性に読んで欲しい。

男は批判されても育児をしない。だけど嫉妬したら話は別。

 


いったいどうしたら「育児に興味のない男」が育児をするようになるのか。

俺個人の視点はどうやら少数派らしいので、普通の男の視点だけで考えてみた。

 


男を変えるのは批判ではない

 

まず、育児をしない男性に対するママさん達からのコメントは辛辣なものが多い。

 

ツイッターなどでは「うちの旦那は育児なんて何もしない。クズだ。死ね!」みたいな批判がやたらと多い。俺も口が悪いタイプの人間だという自覚はあるんだけど、もうそれどころじゃないレベルでボロクソに言っている。凄い話だよね。数年前は一緒にイチャイチャして教会で永遠の愛を誓い合った仲だろうに。

 

そして恐ろしいのはこのコメントに対して、リツイートやフォボが大量につくこと。ほんと恨まれてるんだなぁと思いつつ、まぁ気持ちは分かる。俺が同じ立場だったら離婚を考えていると思うよ。

 

ただ、この手のコメントは見る度に、本当に嫌な気持ちになる。SNSだけでは満足せず、直接相手を罵ったりしている人も多いと思うけど、これも好きではない。だって子供が聞く可能性があるから。

 

俺は絶対に、子供の前では嫁の悪口は言うまいと思っているよ。たとえ子供がいない場所でもね。どこで本人の耳に入るか分からないし。


子供のころ、親の不仲が本当に嫌で嫌でしょうがなかったんだ。父と母がお互いを罵り合うなんて、子供にとっては悪夢だよ。親同士の罵り合いなんてどう考えても子供にとって何も良い事がない。そんなの、親がすることじゃない。


「そうは言っても文句の一つくらい言いたくなるだろが」

 

そらそうだ。でもさ、もし旦那に育児をして欲しいのなら、本人に対して育児をしない事を批判しても全く効果なんて無いと思うんだ。


経験則だけど、人は「自分が割とどーでもいいと思っている事」については、周囲に批判されても大して気にしない。もし「男が育児なんて」とか考えている男性がいたら、それこそ気を付けた方が良い。

 

車に興味の無い人が「もっと良い車に乗った方が~」と言われても、あるいは、カメラに興味のない人が「スマホのカメラなんてよく使えますね。この最新機種のカメラは~」と言われてもそう。「あらそうですか」とスルーするだけ。

 

奥さん  「たまには育児しろよ!」
旦那さん 「俺は仕事で忙しいんだよ。」

 

こんなもんである。

 

だって興味も関心も無いから。あっても優先度が低い。批判されても関心がないから聞く耳が無い。そもそも、関心があればすでに育児してるでしょ。今、何かと理由を付けて育児をしていない人は、男女問わずに育児に関心がないだけだよ。

 

もし批判だけで本当に人が変われるのなら、世界はもっと良くなっているよ。昔から育児をしない男性への恨みつらみはあると思うけど、もしそれが効果あるのなら、それこそ日本全国で男性が育児してるよ。

 

正直に言うと、もう批判は飽きたよ。そして世の中ちっとも変わらない。もうそんな無駄なことはやめて、別の手段を試してみませんか。

 

例えば、嫉妬とか。

 


そもそも男はチヤホヤされたい

 

人間だれしもそうだけど、誰かに評価して欲しいのだ。

 

男の場合、評価してくれて一番嬉しいの誰かと言えば、大体は異性である。(LGBTも考慮すると、正確には恋愛対象層に評価されたい、なんだけど)

 

当たり前だけど、多くの男は女にモテたい。チヤホヤして欲しい。

 

ちょっと女性にも考えて頂きたい事があって、バブルが弾けてもリーマンショックが来ても、どれだけ不況になっても、日本でキャバクラ業界がまだ生き延びている理由。

 

性風俗はまだ分かる。でもキャバクラだよ?お酒を飲んでちょっと歌って、一方的に話を聞いてもらって、最後に数万払う。もう狂気の沙汰だよ。

 

でもあそこは金さえ払えば、その間はモテるしチヤホヤしてくれる。たったそれだけ。でもたったそれだけなのに、俺たち男は大金を支払うんだよ。その数万円を、奥さんへの花束や贈り物ではなくてキャバクラに使う奴もいる。でも理由がある。

 

理由はシンプル。異性が話を聞いてくれる。異性がチヤホヤしてくれる。たったそれだけ。でもそれが男にとって本当に大切な事なんだ。人によっては、それこそ妻や家族の喜ぶ顔より大事だったりする。

 

もし旦那が育児もせずにキャバクラに通っていたら、きっとチヤホヤが足りなかったんだと疑っても良いと思う。もしも家族の笑顔よりも若い女に囲まれたいだけの男なら、もう見捨ててしまえ。そいつは病気だ。どうにもならん。

 

批判よりも嫉妬こそが男を変える

 

多くの男は「他の男が女性にもてはやされる」って事は認めたくないんだよ。他の男がモテるのはすげー嫌だ。特に自分が惚れた女が他の男を褒めるのは俺も嫌だ。

 

キャバクラやホストクラブでも、もしお店で隣の客だけが延々と褒められてたら間違いなく二度と行かないよね。まぁ金払ってるから当たり前だけど。

 

koimemo.com

 

これを読んでいて、「嫉妬は向上心に繋がる」というのは確かにそうだなぁと共感した。

 

俺もまったく賛成で、まともな人は嫉妬したら頑張るんだ。だって問題解決しないと、ずっとそのまんまだし。よく「女性の相談は共感、男の相談は問題解決」というけど、まさにこれにも当てはまる。(なので別に女性が男性を批判するのは止めない。愚痴は大事なのは賛成。問題は、育児しない男性が変わらないという点)

 

大抵の男は嫉妬したら、向上心が湧いてきて改善しようと努力するのよ。って考えると、育児をしない男を育児のする男を褒め称える事で嫉妬させても何も悪い事なんて無いんだ。きっと多くの人はまともだろうしさ。

 

隣に育児をしない旦那が隣にいるなら、きっとそろそろ愛情も尽きる頃でしょう。だったらさ、万が一にもそんな男が変わってくれるなら、それで良いじゃないか。離婚する前に試しても損はないでしょ。

 

あと少数だろうけど、まともじゃない人もいる。もし旦那や恋人がこの少数派だったら、残念だけど諦めよう。努力せずに捻くれて何もしない人に付き合っても人生損をするだけだよ。

 

頼むから男を嫉妬させてくれ

 

男の嫉妬も中々に深いので、これを有効活用して欲しいんだ。言いたかったのはこれ。

 

もしかしたら「俺、褒められなくて悔しくて夜も眠れない!」とか急にとち狂った事を言って育児に目覚める男性も出てくるかもしれない。きっと怖く感じるでしょう。俺だって怖い。でもそうなれば子供も家庭もハッピーじゃないか。

 

そもそも、女性が男性のルックスについて「あの人、かっこいい!!」とか他の男の前で褒めるのはよく聞くんだけど、育児だと自分の周りでもSNSでも、不思議なことにあまり見かけないんだよ。もうちょっと他の男を褒めても良いと思うんだ。

 

なので、もし育児をしない旦那や男が周りにいたら、女性には「育児している他所の男性」を褒めまくってほしい。それこそ、男が嫉妬するレベルで褒めて欲しい。

 

少なくとも、誰かを批判するよりかは成功率は高いと思うんだよ。