イクメンと呼ばれたくない男の育児ブログ

育児休職を取得したゲスな男のお話。イクメンという言葉を死語にしたいので思ったことを本音で書いていく。特に男性に読んで欲しい。

妊娠中に妻の満足度を上げる

妊娠中の妻にどう接するか。正直、悩んだ。これまで恋人関係でそれが夫婦関係に変わっただけだったのに、妊娠するとその関係性が変わってしまったから。

 

で、妻に対する接し方をどうするか考えていたんだけど、俺が出した結論は「仕事の関係者≒ステークホルダー」と思う事だった。

 

実際に妊娠中にやった主な事

0. 妻に「お互い後悔しないように、やってほしいことは言葉にして伝えよう」と約束する

1. 妻に「俺に知っておいて欲しい事があれば本を読むなりするから教えて」と伝える

2. 上記を実際に調べ、書き出し、妻に報告する

3. 妻の意見も聞いて、夫婦間で意識のすり合わせを行う

4. 育児休職をとるため、会社に事前ネゴをする

5. 出産後に必要な物を調べ、それらをすべて手配する

6. 妻が食べたいもの、食べた方が良いものを自炊する

7. 加えて掃除や洗濯など家事全般

 

まず0だ。これ本当に大事。以心伝心なんてやめよう。言葉にして伝えないことはトラブルの素だって大人になったらみんな気が付くこと。言った言わないをお互い死ぬまで続けるなんて無駄だしね。

 

で、特に1~4。これ、仕事と同じだよね。妻を上司や取引先に置き換えてもいい。相手の満足度をどうやって上げるかがポイント。俺の目的の一部は産後クライシスの回避だったというのも大きい。

 

5~7は妻じゃなきゃできない事でもないので全てやった。と書くと偉そうに聞こえるけど、理由は単純で「俺は妊娠の苦しみを味わっていないから」に尽きる。

 

あと「やれない事はしなかったけど、やれる事はやった」も大事なポイントだった。妻も俺が苦手な分野は良く理解してくれていて、だったら私がやるから他のことをして、と言われたのは本当に助かった。仕事関係者の許容範囲によってやりやすさが変わるのは家庭も仕事も一緒だなという感想。

 

妊娠中にやらなくても良いのにやったこと

・一人で海外旅行に行く

 

まぁこれは蛇足なんだけど。

 

出産が終わり家族が増えたら自由がなくなるのはバカでも分かることなので、今しか出来ない事は出来る内にやっておいた方が良い。と思ったので実行した。

 

社会人になる前や、結婚する前にも色々とやりたい事はあったんだけど、やりそびれて今でも少し後悔している。そんな経験があったから、未練が残るとそれはストレスになるし、愚痴に変わり、ケンカの種になると思ったのだ。

 

「奥さん、よく許してくれたね」と良く言われるけど、ほんとその通りである。なんと器のでかい嫁か。頭が下がる。でも頭を下げるだけでは生産性が無いので、恩返しじゃないけど、誠心誠意、嫁のために出来ることをしようかな、という心構えがもてた。

 

育児生活を迎える前に「個人がそれぞれ心残りの整理」をするのも、なかなかに大事なことではないかと。

 

更に蛇足だが、妻は「来年あたり、私も一人で海外行ってくる」と言っている。当たりまえだけど当然OKだよ。こっちが認めてもらったんだから、相手にも認めるのが公平だしね。